屋根断熱

昨年、工場の屋根をFPパネルで覆いました。その面積は何と 300㎡ を超えました。
一般的な木造の屋根は、60㎡ 位を考えると5倍の広さになります。
2年位前から工場(鉄骨造の折半屋根)が 夏は暑くて仕事が重労働になる。
何とかならないかと、ある社長さんから相談を受けていました。
 工場ですから屋根材と外壁材はトタンを使っています。
そのため、夏の暑さ、冬の寒さはちょっと厳しいようで
社員のために何とかしたいとのことでした。

一般的に外気温が真夏 30℃ の場合、外壁の外皮の実測は 45℃となり、 なんと屋根の温度は 65℃になります。トタン材の場合、熱貫流率は 相当大きいですから、恐らく、屋根の上で目玉焼きができるかもしれません。

外壁と屋根を断熱工事して外気温に左右されなくするのが一番良いのは 当たり前なのですが、既築の建物にFPパネルを組み込むのは、 実際には可成り難しいです。
会社の営業は続けての作業を要望されたので、更に大きな関門になりました。
外壁工事は諦めて、屋根の断熱工事だけをする事にしました。
そこでFPパネルで屋根の上を覆うことを考えた訳です。
 此の屋根材は硬質ウレタンフォームが 10㎝ ありアルミ箔が2層となる通気工法となっています。
表皮の熱が籠らない様な通気工法は大事な役割をします。熱せられた空気は上へ上昇しますので、
それを妨げない様に流れを作ってあげて一番高いところから放熱できる棟換気を取り付けるのが一番良い方法です。
 此の屋根パネルを屋根前面に並べて工事しました。面積が広いので
分割しての作業となり、それなりの日数がかかりました。

FPパネルを固定するのも大変でした。
屋根材は、ガルバの折半屋根なので腐食することはなくなりました。

これで外気温には左右されなくなった筈です。
 社長からも改善したと報告があり、私もホッと胸を撫で下ろしました。