9月になりましたが暑い日が続いています。
クーラー無しでは生活ができません。
今年もエアコンの下から水漏れが発生した報告がありました。
何故、水漏れが発生するのかと言うと外に出ているドレーンホースが詰まって水が流れなくなり室内機からオーバーフローするからです。水漏れは冷房を入れて3日目が多いです。
エアコンの中を覗くとアルミフィンが見えます。冬に暖房を使った時にフィルターを通過した 粉塵が此のアルミフィンに付きます。夏に冷房を使うとアルミフィンの結露が水となり外部のドレーンから流れ出るのが正常なのですが、結露水が粉塵と一緒になった時にスライム(ヘドロ)になる場合があり、此れが詰まりの原因となります。フィルターを掃除しても限界があるので 3年に1度はエアコンのオーバーホールをした方が良いとお客様には提案をしています。
夏だけ冷房を使ったり、冬だけ暖房を使う場合は水漏れはしませんが、一年中エアコンを使っている場合はどうしても水漏れしやすいです。最近はお掃除ロボット機能のエアコンをよく聞きます。このお掃除ロボットは表面のフィルターの清掃はしてくれますが、中のアルミフィンは清掃してくれません。実は、お掃除ロボットも清掃が必要で放っておくと粉塵用のポケットに収まらなくなり故障の原因になりますので注意が必要です。そう考えると単にフィルターの掃除をこまめにしていればすむことになりますね。
余談ですがエアコンの水漏れ以外に故障して、暖気又は、冷気が来なくなったり、エアコン本体が動かなくなる事があります。
先ず、暖気や冷気が来ない場合はガス漏れが考えられます。エアコン本体なのか、冷媒管の接続部分なのかいろいろな場所が考えられます。場所を特定するのは可成り難しいです。応急的にガスチャージをしても、1年を過ぎると同じように送風状態になります。また、エアコンの中にある基盤が壊れる(絶縁する)場合があります。此の場合は10年以内であればメーカーは部品をストックしているので交換が可能ですがそれを過ぎると難しくなります。
お客様から、性能の高くて高価なエアコンが欲しいと相談を受ける事があります。エアコンの寿命が30年あるのであれば 私も良いと思うのですが、1年を通して使うエアコンは 10年~15年で交換する事になります。使う日数が多くなれば寿命が短くなります。高価なエアコンを購入するよりも安価なエアコンを10年位で交換した方が経済的かもしれないです。