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耐震補強

耐震補強とは

まず、建物の壁量計算をして、診断を行い、
建物が大地震で倒壊、崩壊の恐れがあるとみなす場合、
弱い場所を筋違いや金物、構造用合板などで補強します。

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地震に対して安全な建物を設計するための耐震基準は、昭和56年(1981年)に改正され、大幅に条件が強化されました。
したがって、それ以前に建てられた建物で

『耐力壁の量が少ない』
『接合金物があまり使われていない』
『鉄筋の入っていない基礎が多い』
『耐力壁の配置バランスが悪い』

といった場合は、耐震補強対策を施す必要性があると考えられています。 建物は全壊しなければ良い半壊ならば良しと考えます。傾いても命が守れれば良いのです。

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耐震補強の考え方

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木造二階建てで大地震が発生した場合。
ねじれ現象が始まります。
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窓だらけの壁や筋違いが無い弱い壁は土台より柱が抜け始めようとします。
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四隅の柱が順次、抜けたり傾いてしまうと2階を支える事が出来なくなる為hanshin02.jpg
2階部分が1階へ落ちていく事になります。
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これが倒壊する原理になります。
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では何をすべきか?

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その為、1階を強くしなければなりません。 sujikai.jpg
しかし何の為に補強するかというと・・・
(1)屋根材は瓦(重い)よりコロニアル(軽い)にした方が良い
(2)壁の配置バランスが片寄っていない方が良い
(3)2階にタンス等の重い家具は置かない方が良い
など他にもあります。

極論として建物は全壊しなければ良い。
半壊ならば良しと考えます。
傾いても命が守れれば良いのです。

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被害例

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1995年1月17日の阪神淡路大震災では、6434名もの尊い命が奪われました。
その約8割の5000人以上の人々は建物の倒壊が原因で命を奪われました。
『全壊』は10万4906棟。
『半壊』も10万4000棟と極めて深刻な被害を受けました。