2年程前の話しになりますが、会社でFPグループ主催の『住宅の鍵を握る色彩戦略』セミナーに行かせて頂きました。セミナーの内容がとてもためになったのに社内で伝えていなかった(汗)ので、リニューアルしたついでにこの場を借りて聞いてきた色彩の事を少し書きたいと思います。
色には同じ色でも色味があって大きく分けると2つに分かれるそうです。
B(ブルー)ベースとY(イエロー)ベースに。この写真でわかるかな…
イエローベースの薔薇
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ブルーベースの薔薇
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色を2色以上組み合わせる場合は同じベースにしないと調和が取れないそうです。
例えば、花を見て「キレイだなー」と感じるのは花の花びらと葉の色のベースが整っているからで、YベースとBベースを混ぜた花束にすると、見えないところで喧嘩してしまうから
「何かやぼったいな」と感じるのはそう言う所のようです。
なのでカラーキィー理論でベースを分析をして、どう色を組み合わせるのか。
それがカラーコーディネートの基本だそうです。
それで考えたら、洋服の組み合わせも無意識に同じベースの組み合わせで考えていますよね。
家の外装・内装で考えても同じですね。
ディズニーランドの建物はこの考え方でゾーンごとに色彩計画をしているようです。
一般で売っている商品も色の持つ効果(赤⇒興奮色、青⇒静止色)を含めてデザインされているそうです。
それから、物を見たときのイメージが決まるのは、『色、デザイン(間取り)、素材』で決まるそうですが、 何と色が占める割合が「7割」もあってデザイン+素材で3割程度なんだそうだとか。
それで考えたら、春日の構造など施工的性能は申し分ないとして、お客様にクロスや外壁など色の組み合わせを考えた提案がもっと出来る事が春日の課題だなと感じました。
その為には日々勉強ですね!!