『FPの家』に住むことを夢見て、家の勉強をすることが生活の糧に
小林さんが、初めて春日建設と『FPの家』を知ったのは、平成13年の冬。タウンニュースで見た構造見学会の記事がきっかけでした。夏は暑く、冬は寒く、梅雨時期はじめじめとする暗い家に住んでいた小林さんは、『夏涼しく冬暖かい家』という謳い文句に惹かれ、早速見学会に参加。初めて、結露をしない家というものがあることに驚いたそうです。
その時、佐藤会長から「どんな家に住みたいんですか?」と聞かれ、小林さんは「温度差のない家です」と答えました。「それでしたら、家を見た目だけではなく、家の中身をしっかりと見てください。たくさんの家を見て勉強し比較してください」と言われたそうです。
そこから、小林さんの猛勉強が始まりました。住宅展示場のモデルハウスはすべて、近所で住宅の見学会があれば、時間がある限り必ず参加しました。Sウォール、Sサーキット、様々な工法の住宅を自分の目で見て、体感し、わからないことがあれば質問する。そんな積極的な小林さんに連れられご主人も一緒に見て歩くように。
春日建設から誘われた、FPグループ主催の足立博先生の住宅セミナーも3度聞き、構造見学会、完成見学会、既に『FPの家』に住まわれているOB施主様の家にも訪問。その回数は7年で8回になります。いつか『FPの家』に住みたい、その思いが、夢であり生活の糧になっていたのかもしれないと小林さんは振り返られます。
ご主人の死を乗り越えて
働きながら、週末の休みに夫婦で家の見学をするのが習慣になっていた小林さんご夫婦ですが、平成17年にご主人が肺がんで入院されてしまいました。『FPの家』に住まわせてあげたい。その思いは強くなり、春日建設に設計見積もりを依頼。しかし、残念なことにご主人は間もなく亡くなられてしまいました。
一緒に住もうという夢が叶わず、しばらくの間、落ち込んでいる小林さんでしたが、娘さんである荻島さんご夫婦から一緒に住まないかと提案がありました。長女の中学校入学に合わせて家を二世帯に建替えようということになったのです。早速、亡くなった小林さんのご主人も惚れていた『FPの家』を見るために荻島さんご夫婦は小林さんと共に、FP工場見学会に参加。元々マンション住まいで結露に悩んでいた荻島さんは、FPパネルの性能と構造に感動し、その場で決心したそうです。
7年越しの夢が実現、喜びがいっぱいの家
家の設計にもとことん、こだわりました。1階が小林さんの住まい、2階が荻島さんご家族の住まい。以前の家の暗い部屋のイメージと全く逆の明るい家にしたいとの小林さんからの要望に、納得するまで何度もプランを出し直すほど。7年越しの夢が叶うのですから、その真剣さは違います。おかげで、1階は、南に面したリビングダイニングがとても明るく、東に位置する和室も明るくなるよう窓を工夫しました。2階はリビングの勾配なりの大きな吹き抜けが解放的で、キッチンの天井裏の収納部屋や子ども部屋のロフト等、空間を最大限に利用。二世帯住宅でも玄関はひとつで、1階と2階をつなぐ階段を下から見上げると、吹き抜けの天井の梁まで視線が通り、閉鎖されていないつながりを持った温かな二世帯住宅が完成しました。「設計図だけでなく模型をつくってくれたことで、立体的にイメージが出来たことが助かりました」と荻島さん。実際に完成した家が、模型通りだったことにさらにびっくりされたそう。
想像以上の住まい心地に、早く会長も『FPの家』に住んで
『FPの家』に住んで、まだ1年ほどですが、もう7年も住んでるようなもの、と小林さん。ただ、その住まい心地は想像以上のようで、松田社長と『FPの家』に住まうもの同士、その快適性を確認しあい、さらに喜びをかみ締めています。「佐藤会長に勉強しろと言われて、7年越しで『FPの家』に住めることができた。諦めないで本当に良かったです。佐藤会長も、早く『FPの家』に住みなさいよ。諦めないで」とエールを送っていました。
<小林様邸基本データー>
ご入居 | 平成20年7月26日(新築) |
ご家族 | 夫婦2人・子供2人・母親1人 |
建物 | 2階建て |
C値(相当隙間面積) | 0.4cm2/m2 |
Q値(熱損失係数) | 1.87W/m2・K |