家族が笑顔で暮らせる豊かな住まいづくり

柔道部での出会い、『FPの家』との出会い


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19代目と10代目の出会い

松田さん柔道1r①.jpg工事部長の松田さんが春日建設に入社して26年。
佐藤社長が春日建設を創業して3年目の夏でした。
当時20才の松田さんは、昼間アルバイトをして、工学院大学の夜学に通い、講義が終わると柔道部で練習に励む毎日だったそうです。
松田さんは、部員約20名をまとめる工学院大学柔道部19代目主将。
そして、10年先輩にあたる10代目主将が佐藤社長。初めての出会いは、松田さんが主将になってすぐの「柔道部OB会」。
松田さんは、その時のことを鮮明に覚えているといいます。その日は社長を含めて、1代目主将から10人の先輩に相当量飲まされて、帰り際に『じゃ、明日ウチに来い!』と佐藤社長から言われたことを覚えているのがやっとだったとか。
翌日、言われた通りに春日建設を訪れた松田さんは、いきなり建築現場に連れて行かれスコップを渡されたそうです。

なんだか腑に落ちないまま、丸1日の土掘仕事を終えると、「明日は6時な」と言われ、「えっ!明日もですか?」と思わず聞き返し・・・、この時点で、前日の帰り際の「ウチに来い」というのは「これから春日建設で働け」という意味だったことに、やっと思い当たった松田さんでした。
10代先輩の佐藤社長は、絶対的な存在。ただ遊びに来たつもりの松田さんがそれまでのアルバイトを辞め、翌日から春日建設社員となったことは言うまでもありません。

『FPの家』をつくる立場として、住む立場として

IMG_5601l③.jpg松田さんが実家の青森からご両親を呼んで『FPの家』に暮らすことになったのは8年前。
3階にある自慢の書斎は、千葉で大工職人をしている奥様のお父様につくってもらったとか。
松田さんには、『FPの家』をつくる立場と、住む立場の両面からお話を聞きました。

年6回開催される、松本建工主催の『FP住宅性能勉強会』を毎回受講しているという松田さん。「住宅性能に関する知識はつけていますが、それを実際に住んでみて肌で感じられていることは、仕事の上で大いに役立ちました。」と言います。

IMG_5639l⑧.jpg「確かに『FPの家』には高い数値通りの断熱効果があります。夏場で言うと、エアコンを28℃設定にすると、室温は28℃から29℃になり、3階ロフトの天井面でも30℃。その状態でロフトでも快適に寝られます。通常30℃だと暑いと感じるんでしょうけれど、湿度が夏でも60%ほどなので充分涼しいんですね。逆にエアコンの設定温度を1℃下げて27℃にすると寒く感じる。普通の家だとエアコンを1℃下げてもそんなに体感は変わりませんよね」
当然、家の立地や間取り、住む人の感覚により快適と感じる温度は変わるのですが、1℃の違いを肌で感じられるのはそれだけ保温性の高い住宅ということでしょうか。

住み始めた当初、松田さんご夫婦は思い込みから、滅多に窓を開けずに過ごされたそう。
「高気密・高断熱って窓は開けないものかしらと・・。でも、とくに春先は朝起きてから窓を開けて風を入れたら、やっぱりすごく気持ち良くって。夏も、夜寝る時に部屋が涼しければ良いのかなって思うようになったら、自分なりの快適な生活スタイルをつかむことが出来ました」と奥様は振り返ります。

IMG_5725r⑦.jpgそんな奥様お気に入りの場所は、杉板の壁と斜め天井の吹き抜け。
大工職人の娘さんらしく木へのこだわりが。木の匂いが、故郷にでも来たような、懐かしい気持ちにさせてくれるそう。吹き抜けからのぞくロフトの空色の天井も、やすらぎを感じさせてくれます。
そのロフトは、セキセーインコの『オーちゃん』もお気に入り。
ただ1点だけ、奥様のご不満は、南面の窓が小さいこと。リビングに、松田さん自慢のオーディオセットを置く場所を確保したことで、窓がどうしても小さくなってしまいました。
「南面の窓は大きくするべきだったと反省しています」と松田さん。
太陽光が入りにくくなったせいか1年目の冬は暖かくなりにくかったと感じたそうです。
IMG_5632l⑨.jpg湿度が低いと寒く感じることに気が付いて2年目に観葉植物を買い、3年目には加湿器を買いました。
「湿度を50%にまであげることで、快適な暮らしを見つけました。加湿器の置く位置も重要で、エアコンの真下に置くと良いこともわかりました。暖気をエアコンの風が運んでくれるんです。」
松田さんは実感をこめてこう語ります。
—「『FPの家』は夏涼しく冬暖かいと簡単に言いますが、そうすることが出来る完璧に近い器であるということ。快適な暮らしはそこに住む家族によって違うでしょうから、その家族にとってどういう暮らし方が適しているかを判断してお教えするのは、我々作り手の役目なんです。『FPの家』に実際に暮らして、体で感じて、試行錯誤してるからこそお教えできることは多いんじゃないでしょうか」
それらの経験は確かに仕事に活かされています。
その証拠に、取材した何件かのお客様で、入居後にエアコンの位置を付け替えたというお宅がありました。
松田さんの、快適さを身をもって探求する姿勢が、春日建設を確実に進化させています。

家は子供、住まわれる方は家族

IMG_5629r⑪.jpg最後に松田さんに仕事をする上でのモットーとしていることを教えて頂きました。
「お客様とは一生のお付き合いだと思っていますから、何かあったらすぐに呼んでいただけるような間柄でいたい、ということですね。おかげ様でどんな小さなことでもお電話頂けます。つくり手としては、つくった家が子供でもありますし、住まわれるご家族も本当の家族になると思っています」
そして最後にこう付け加えました。「佐藤社長に春日建設に誘ってもらって本当に感謝しています。『FPの家』と出会えたのも社長のおかげ。ですから、社長にも早く『FPの家』に建て替えてもらえるようにがんばります・・・なんとも先輩思いの松田さんなのでした 。

<松田様邸基本データ>

 ご入居  平成11年7月25日(新築)
 ご家族  夫婦2人・母親
 建物  2階建て
 C値(相当隙間面積)  0.22cm2/m2
 Q値(熱損失係数)  1.7W/m2・K

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