家族が笑顔で暮らせる豊かな住まいづくり

お気に入りのアンティークに囲まれた、穏やかな時間


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『こだわり要求』に『品質のこだわり』で応えた春日建設

壁強度体験ブース⑩.jpg阪神大震災の時、赴任先の神戸で被災された経験を持つ井上さん。
家づくりにおいて、耐震性はもちろん、地盤の強度と基礎の頑丈さを一番に考えられたそうです。
タウンニュースで春日建設のことを知り「FPの家」に興味を抱きすぐに連絡。
ちょうど企画されていた「FP工場見学会」に誘われ、埼玉の工場でその性能を直に確かめる機会を得たそうです。

現在の住宅に使用される主な壁材である“グラスウール断熱材”“ポリスチレン外断熱”“FPウレタン断熱パネル”の3種類の壁強度の比較を、見学会用に設けられた実験装置を使って、自らの手で確認。「FPの家」がいかに頑丈かを実感されました。

IMG_6046l①.jpgもう1点大きく着目したのは、その品質と精度の確かさ。
実は、井上さんのお仕事の関係もあり、品質については厳しい目を持たれています。
『クリアランスが上下0mm、左右が1.0mmという精度が素晴らしい。工場での品質チェックだけでなく、施工する大工の腕もなくてはならない。断熱材メーカーではなく、大工工務店がつくったパネルということで、なるほどと納得しました』と、FPウレタン断熱パネルは、そんな井上さんを唸らせたのです。

また、『冬の寒い時期に参加したんですが、ウレタンパネルで作られたベンチに座っているとお尻がすごく暖かくなるんですよ。それが自分の体温で暖かくなっていると説明されまして、頑丈なだけじゃなくて断熱性や保温性にも優れている事に感心しました』とも。
工場見学会ですっかり「FPの家」ファンになったそう。

春日建設の建築途中の現場を見た際に驚かされたのが、基礎の頑丈さだったといいます。佐藤社長から基礎へのこだわりを聞いた時点で、春日建設に依頼しようと決めたそうです。

井上邸では、地盤調査を行った上でエムエス基礎という地盤補強を行い地下80cmの多摩川の砂利層にあたるまで土を固めたのです。
『どんな大地震が来てもびくともしないと思いますよ』

備えあればゆとりあり

IMG_5926l③.jpg井上さんがこだわったのは、耐震性だけではありません。
年齢を重ねた時のことを考えて、家はすべて車椅子対応に。
エントランスのスロープから、トイレ、お風呂、キッチンの幅や段差のない動線。
階段にも広さを取り、将来的には椅子用のエスカレーターの設置までを考えられています。

また、様々な事件が起こる昨今、防犯についても抜かりがありません。
セキュリティーシステムの導入や、カメラ付ライト、外塀の柵のピッチも細かくしており、外からは見えにくく中からは良く見える、昔の町屋のイメージです。
『そうそう、FPの工場見学会で防犯ガラスの実験がありまして、実際にバールで防犯ガラスを叩き割ろうとしたんですけど、これが中々割れなくて…。しっかりと、ウチでも採用しました』とご主人。

さらに、LAN環境についても機密性からワイヤレスではなく有線を重視され、近い将来、現状のケーブルよりも高度なスペックのケーブルが一般化された時の拡張性を考え、室内の配線を交換しやすいサヤ管(ダクト)を通しているほど。

IMG_5984r⑧.jpgここまで安全性を極める井上さんは、迷わずオール電化を採用しました。
『ただ、オール電化にするだけじゃなくって、ウチは電気製品の待機電力がほぼ0円なんですよ』という奥様に見せられたのは、コンセントにささっている、各電器製品の電源コードの根元にあるオンオフスイッチ。
冷蔵庫以外のすべての電気製品は、未使用時にはオフにしているのだとか。
『先月の電気代は6千円。高い時で1万2千円、平均は1万円切る位。スゴイでしょ』と満面の笑み。徹底的に備えて、電気代も節約して…というと生真面目すぎる暮らしを想像しがちですが、井上さんご夫婦は本当に明るいんです(多分、取材したお宅の中で一番)。
備えあればゆとりありということでしょうか。

暮らしを彩るアンティークに特注家具も

IMG_6066l⑦.jpg井上さんのリビングにはシーリングファンが上下に2つあります。
高い位置の天井近くにシンプルなファン、その下には優雅なアンティークのシーリングファン。これは25年前にご主人がアメリカで購入したもので、家を新築した時につけようとずっと保管してあったそうです。
『本物のアンティークは重量があるので取り付けが難しくて、梁に取り付ける為の丸い台座を佐藤社長に特別につくってもらいました』とご主人。
長い間の憧れを実現した喜びが笑顔に溢れます。

シーリングファンだけでなく、壁面やキャビネットの上など家のそこかしこに、趣あるアンティークの陶器や小物がいっぱい。出張や旅行で出かけたアメリカやヨーロッパ各国で買い集めたものだとか。

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アンティーク収集のきっかけとなったのは、アメリカ駐在時に訪れた御家庭の民芸品。
その装飾がとても印象深く、いつの日か自分も、好きなものに囲まれた暮らしをしたいと思い描いていたそう。そんなアンティークに合うようにと、キッチンの収納も春日建設がつくった特注品です。
シンク前の棚にいたっては、置く調味料の高さや幅、数まで考慮したつくり。
そのこだわりは、2階のご主人の書斎にも。
本棚もデスクも特注家具で、デスクには、ケーブルを通すダクトカバーやコンセント位置など、ご主人のアイデアが活かされています。
壁のスペースを有効に活用したニッチは見学した寺石さんのお宅を参考にされたそう。
素敵なアンティークや季節の花に囲まれた、静かで気持ちの良い時間が流れる井上邸。
IMG_6116r⑫.jpgお客様は皆、思いのほか長居をしてしまうのだとか。
『この穏やかな時間を共有してもらいたくて、あえて大型の掛け時計をつけてないんですよ』と井上さん。
十分な備えがあるからこそ、ゆとりある静かな時間を楽しむことができるのでしょうか。
住んでまだ1年半の井上さんですがその暮らしぶりは既に「FPの家」上級者のようです。

<井上様邸基本データ>

 ご入居  平成18年2月4日(新築)
 ご家族  夫婦2人
 建物  2階建て
 C値(相当隙間面積)  0.5cm2/m2
 Q値(熱損失係数)  1.79W/m2・K

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